ビッグじゃないデータだからこそ、分析に価値がある!

ID-POSデータ分析

smalldata
「ビッグデータ」とは、「典型的なデータベースソフトウェアが
把握し、蓄積し、運用し、分析できる能力を超えたサイズのデー
タを指す。」(総務省H24年版情報通信白書)と定義されています。

つまり、普通のソフトウェアでは扱いきれないほどの「多量」
のデータを指します。

・わたしは、個人事業主なのでデータ分析は必要ない。

・うちは小規模だからビッグデータとは関係ない。

・数字が苦手。統計の知識もないしむずかしそう。

と思っていませんか?

実は、ビッグじゃないデータだからこそ、分析することで
問題解決のヒントが得られますよ。

なぜならビッグデータから何等かの法則や解決策を見出す
のは、実はとても高いスキルと専門性が必要でかなり難しい
からです。

その反対にデータ種類やデータ量が少なければ、コストも
かからず、統計などの専門知識がなくても、問題解決の方法
が決められる結果を手に入れることができます。

ビッグじゃないデータ分析には、+-×÷がわかれば十分です。

たとえば、提供しているサービス別に売上がそれぞれどのくらい
あるのか、わかっていますか。

■提供サービス別の売上構成比を出してみる

もし貴女が複数のサービスを提供して売上をあげているなら、
まずはサービス別に売上構成比を算出してみましょう。

これも立派なデータ分析の第一歩です。

たとえば、コンサルティングとセミナーとネットショップという
3つの サービスが会社全体の売上を構成しているなら、次の表と
円グラフが作れます。

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コンサルティングは約6割の売上を占める一方で、セミナー
の売上は16%弱です。

この数字からだけでも、いくつかの方針を考えることができます。

・コンサルティングが全売上の6割を占めているのは、やや1つの
 サービスに売上を頼りすぎてやしないか??

 ⇒ネットショップとセミナーの売上構成比をより上げる方法を
  考えてみる!

 ⇒各サービスのコストは売上構成比と同じか、調べてみる!
  もしセミナーやネットショップが時間・コストともコンサルテ
  ィングよりかかっているなら、安易に売上増を追求すべきではない。

・各サービスを利用しているお客さまは、まったく異なっているのか。または
 1人のお客さまが全てのサービスを購入しているのか。さらに調べ、お得意様
 の特長を把握してみよう!

など。

売上分析やお客様の買い上げデータの分析には、難しい専門知識は不要です。
加減乗除がわかっていれば大丈夫です。

ビッグじゃないデータだからこそ分析する価値がありますよ!

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★☆編集後記☆★
先週末はブログセミナーでご一緒した方とのランチ。
少しもやもやしていたビジネスの悩みが、彼女の言葉をきいて
解決の糸口がみえました。
リフレーミングのきっかけをいただき感謝です。

★☆昨日までのONTAD☆★
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文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録していきます。

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