先日仕事で京都に行ってきました。
花きに関するイベントのお手伝いです。
会場は京都女子大学の建学記念館「錦華殿」。
フランス様式の素敵な洋館です。建設は明治31年(1889年)とのこと。
女子大学設立に尽力した大谷籌子女史の新居として建てられ、老朽化に
より一度は取り壊されたものの、平成12年(2000年)に復元されたそう。
建設当時の建材等の一部が使われている様で、室内もクラシカル。
切り花の展示が映えました。
講演会も開催され、
特に農研機構 花き研究所の大久保直美先生のお話「花の香りの魅力~
くらしの中で楽しむ生花の香り~」は大変興味深い内容で、最後まで
食い入る様に聴き入ってしまいました。
特に「なるほど!」と思ったのは、花の香りの3つの効用です。
それは
①鎮静作用
②抗ストレス作用
③スキンケア作用
日々の暮らしに取り入れるなら、たとえば
・寝室にチューリップを飾るとよく眠れるようになる。
・仕事部屋にバラの切り花を置くとより集中できる。
・お化粧するドレッサーや普段よく過ごす部屋に
バラを置いておくと肌のターンオーバーが促進され
美肌効果も期待できる。
とのこと。
さらに感動したのは、効用をその場で体感出来たこと。
大久保先生が9種類の切り花を実際に会場に持ち込み
参加者に1輪ずつ配りながら香り成分とその効用を
説明されていったからです。
■鎮静効果のある代表のチューリップやフリージア
-フローラルな香りの「リナロール」「β-イオノン」、
グリーン調の「α-ターピネオール」、などが含まれる
・チューリップ「バレリーナ」「モンテカルロ」
・フリージア 「アラジン」
・スイートピー 「紫式部」
・リューココリーネ 「カラベル」
(桜餅のような不思議な香り!)
■ストレス抑制効果、美肌効果がみられるバラ
・「シェドゥーブル」 等
実際に花を一輪手にとって香りを嗅いでみると、どれも
思わず深く吸い込みたくなる位よい香りです。
同じ甘いフローラルな香りでも、品種により微妙に違いがある
のがわかります。
それを言葉で表せないのが何とももどかしかったです。
個人的には、「バレリーナ」と「アラジン」の香りがとても
気に入りました。
特にチューリップは一輪一輪の香りがほのかなので、
10本くらい束で買ってキッチン等にいけると、何とも言えない
香りに包まれ家事をする時に幸せな気分になります。
「生花は天然のディフューザーです!」と力強く仰り講演
を締めくくられた大久保先生がとても印象的でした。
お花屋さんが「花は香りで選ぶ」という提案をすることで、
花はもっと暮らしにとけこむかもしれません。
この春、生花のお気に入りの香りをみつけて、
ご機嫌な自分や仕事の効率アップや美肌、一緒に手に入れてみましょう!
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★☆編集後記☆★
先週末、今年度の契約が終了したお客様。
今日とても嬉しいメールを頂いたのでEvernoteに保存。
次年度もまたお目にかかる日が楽しみです。
★☆お知らせ☆★
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「単発コンサルティング」現在4月4日(月)から承っています。
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・本 「フォーカス」
*“ONTAD”とは”One New Thing A Day”、
文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録していきます。
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