映画「ドリーム・ホース」

上質な??オフタイム

先週休みの日、
ヒューマントラストシネマ有楽町」で
ドリーム・ホース」を観てきました。

キャッチコピーにある
「欲しいのは、胸の高鳴り。」
は真理ですね。

馬好き、競馬好きな方はもちろん、
最近ワクワクする気持ちを忘れ
がちな方や、

ワクワクする何かを求めている方、
ウェールズ好きな方にお勧めです。

あらすじ

イギリス・ウェールズの小さな村に
住む40代の主婦ジャンは夫と二人暮らし。

スーパーでのパートと親の介護だけ
の単調な生活に疲れ気味だったある日、

馬主経験のあるダミアンと偶然知り
合ったのをきっかけに、

競走馬を育てることを思いつき、

そこから持前の行動力で村の住人を
巻き込み共同で馬主となることを
呼びかけます。

皆で週10ポンドずつ出しあい
組合馬主となり、

1頭の競走馬を格安で購入し、馬に
「ドリームアライアンス(夢の同盟)」
と名づけます。

ドリームアライアンスはレースに
勝ち進み、


(画像は映画のサイトからお借りしました)

最終的に大レース、
「ウェールズ・ナショナル」にまで
駒を進めていく・・・という お話ですが、

その過程には苦悩と葛藤もあり。

という実話に基づいた話です。

「決して儲けようとしないこと」

映画の中で印象的なシーンは、
馬主組合を組織する際、

ダミアンが発した言葉

「決して儲けようとしないこと。」

「求めるのは、儲けではなく、
胸の高鳴り(ウェールズ語でホウィル)
なんだ」という場面。

同意した村人たちが一致団結して、

レース観戦のために、前日からお洒落
をしたり、
飲み代を節約して貯金したりと、

張り合いのある生活を体験していく
シーンはとても爽快です。

美しい景色と生活に根づいている音楽

もちろん、綺麗でかわいい馬や、
迫力ある競馬のシーンが出てきますが、

私がそれ以上に心を動かされた
要素の一つは、

ウェールズの景色や競馬場の美しさ
でした。

アップダウンのある丘陵の地形を
そのまま生かした緑ふかいターフの
美しさ。

馬主専用バーの重厚でクラシカルな
雰囲気は見ごたえがあります。

またドリームアライアンス号がレース
に勝った後、

帰りの貸し切りバスの中で歌い出したり
祝勝会でもクラブで大合唱となったり、

歌が暮らしに根付いていること
うかがわれるシーンがあり興味深かった
です。

クライマックスの大レース「ウェールズ・
ナショナル」出走の場面で、

国歌斉唱のイベントがあり実在の歌手が
招かれていますが、

歌われるのは「God Save the King」
ではなく、
ウェールズ国家「Land of My Fathers」
なのです。

競馬場の観客が総立ちで合唱するこの
シーンが個人的には一番ジーンときま
した。

人生にはワクワクが必要、ですね?!

馬好き、競馬好きな方はもちろん、

最近ワクワクする気持ちを忘れがち
な方、

ワクワクする何かを求めている方、

ウェールズ好きな方にお勧めの映画
です。

またラストシーンは内緒ですが、

最後の最後、クレジットが出る所
にもちょっとしたサプライズ
用意されているので、

最後まで席を立たずに観てください!