展示会でみる、生活者の食シーン提案の難しさ

インスティルの仕事場


(インスタ映え狙い?のタイ焼きの進化形?? )

先週データ分析でお世話になっている企業様から
展示会の招待状を頂いたので伺いました。

いわゆる「コト消費」をテーマで様々な企画提案
が用意され、

その提案を実現するための加工食品を中心とした
生鮮品、総菜、資材、システム等が展示されて
いました。

メインの来訪者は小売業の経営者とバイヤーさん。

この様にデータ分析からの提案サービスの事例展示や、

AIを活用したソムリエサービスなどなど。

実に様々な切り口での提案がパネル展示とデモンストレー
ション、試食でなされていてとても興味深く拝見し、あっと
いう間に2時間も経過していました。

試食は毎年大きな楽しみのひとつですが(笑)
今年は特に美味しいものに出会えました!



高野豆腐を使った「なんちゃってカツサンド」。私はこのカツサンドで十分
HAPPYでした。コツはラードを使うことですって。


今回試食して一番のヒットだったかも。ピクルスがとても自然の味で
美味しい。是非買ってみます。


カートリッジタイプのコーヒー。特に5番が美味しかった。

会場を後にして思ったのは、この様な提案は今後
益々難しくなっていくだろうということです。

一言で「消費者のライフスタイル多様化」といっても、
そこに食習慣や嗜好、さらに「個々の家族の事情」に
ITリレラシーも反映され、食のシーンは更に複雑化
するからです。

例えば「プレミムフライデー」企画事例として、
40代共働き子供無し夫婦は、新たに生み出された金曜夕方
の時間を使って「スペインバル風メニューを2人でつくる」
という提案がありましたが、

現実には「こんな凝ったメニュー、疲れている平日の最後
の日に作れないな・・・。」と思ってしまい、

親子4人の休日の食卓も、それぞれの役割を発揮してメニューを
作り上げていく提案だったのですが、

「これ、実際には家族が仲良くないと実現不可能だよね」

そんな身もふたもない話がポツリと同行者と出ました。

こんなことを言っていては、メイン来場者のスーパーマーケット
関連の方々にとっての有効な提案が何もできないことは百も承知
なのですが。

益々提案が難しくなっている気がしました。

自分が提案していく時にも気を付けないとです。

生活者それぞれの”個々の食のシーン”が、
きれいなフレームワークや典型的なイメージの影にかくれて
実は、どこにも存在しないものになっていないか、

改めて心にきざみました。

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★☆執筆後記☆★
7/16のブログ記事を読んだ友人が、この本もおススメだと
教えてくれました。情報は、出すと集まってくるものですね。

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自分マトリクス。家人手作りカレー。

*「パワーアップアイテム」とは?
https://go-instillblog.com/review-of-superbetter/