版画家で、作品を出展している
叔母から案内はがきをもらい、
去年に引き続き今年も
「板院展」に行きました。
会場は上野の東京都美術館
です。
毎年みると、去年とはまた
違った気づきがありました。
この日は気温が36度。
上野駅からの10分ほどの道のり
でもう汗だくです。
会場に入って作品を見始めると
自然と涼し気な作品に目がいき
ました。
(会場は写真撮影OKでした)
この作品は色のグラデーション
がとても美しく本当に涼やかで
した。
「サファイア」という作品の
タイトルも素敵ですね。
叔母の作品も、イギリス・湖水
地方の空気感を感じるさわやかな
作品で、
かつ中間色のグラデーションが
叔母のセンスを表しているな、と
思いました。
一緒に行った友が、
「額も凝って選んでいらっしゃるね、
作品をよりひきたてているよね。」
と。
この写真からは伝わりにくいの
ですが、
確かにその通りでした。
作品の彫り方や色使いだけでなく、
どんな風合いの紙に刷るのか、
額装はどうすれば
どういうタイトルをつけると、
作品がより生き生きするのか、
それらの点を真剣に考えて作品
に反映されている方と、
そうでない方がおられて、
その差が素人目にもわかりました。
ただ、構想やモチーフ選びから始まり
スケッチ、彫り、刷り、額装、タイトル
づけなどの過程を経て、
1つの作品を完成させる創作活動に
打ち込める人生を歩んでいる方々に、
尊敬とうらやましさを感じました。
来年もまた足を運ぼうと思います!