中小企業診断士ではないコンサルタントの
友人と先日ランチをした時に、
彼女から出た言葉が印象に残りました。
「この前の記事、民間の仕事、官の仕事、
って言い方がとても新鮮だったよー。
コンサルタントのクライアントさんとい
えばほぼ一般企業だと思っていたから」
彼女のクライアントは全て民間企業です。
既存クライアントからの継続発注とご紹介、
過去上梓した書籍からの引き合いで今年度
のスケジュールも一杯という素晴らしい状
況です。
その彼女から、
「逆に公的機関の仕事はどう取っていって
いるの?」
と尋ねられました。
私自身の場合と知人の診断士のケースと
いう限られた条件ですが仕事を得た経緯を
書いてみたいと思います。
一番多いパターンは、「知り合いからの
紹介」ですが、
「声がかかるきっかけを自らつくる」ことが
大切ではないかと思います。
1 某区の助成金審査委員
初めて携わった行政機関での仕事でした。
所属している診断士支部の先輩診断士の方
から
「前任者の女性診断士が産休中なので代わ
りに新しく担当してくれないか」と依頼が
あったのです。
声がかかったきっかけは、その1年前に支部
の集まりで「独立のきっかけと仕事内容」
について1時間ほど話をしたことです。
この話を聴いた方が「そういうキャリアなら
この審査委員も務まるだろう」と判断して
くれたようでした。
2 創業相談員
今年3月まで3年間区の創業支援相談員を
務めていました。
これも話を頂いたのは、前述とは別の先輩
診断士の方からでした。
前任者の体調が優れず退任されるので興味
があるなら応募し面接を受けないか、とい
われたのです。
以前からその先輩診断士の方とは、補助金
審査会やセミナーでご一緒することが多く、
今後携わってみたい仕事などを話す機会が
多かったのです。
当時私は、行政機関での経営や創業相談等
の窓口相談業務を担当したいと思っていた
ので、
それを会うたび伝えていたところおよそ1年
半後に話を頂きました。
3 専門家登録
東京商工会議所の専門家登録もやはり先輩
診断士の方からご紹介いただきました。
きっかけは、2の創業相談の経験があった
ことと、
以前よりその方がブログとHPを読んでくださ
っていて、
開業間もない小売店女性オーナーの経営支援
が出来るだろう
と判断してくださったようです。
4 コーディネータ
これは私ではなく知り合いの診断士の方です。
機関の担当者が、その方のHPとブログを
見て直接コーディネータの依頼があったとの
ことです。
明確な専門分野があり、その分野での問題点
や解決策について頻繁に情報発信していた
からだと思います。
まとめ
公的機関の仕事は、すでに携わられている方
から募集や推薦のきっかけを頂くことが多い
ですが、
その”きっかけ”は自ら創れることが可能です。
すなわち、
自分のやりたい仕事、何で貢献できるかを
わかりやすくリアル・バーチャルで伝え続けて
いくこと。
これに尽きると思います。
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