セミナー講師の仕事を請けると、ほぼ毎回
参加者からのアンケートと向き合います。
「大満足」「とても役立った」という高い
評価ばかりではなく、
時には厳しいコメントと受け取ることも
あります。
特にネガティブなコメントには凹んだり
することもありますよね。
でも、ネガティブなコメントの裏には、
必ず「一理ある!」と思えることが存在して
います。
積極的に結果に向き合い、改善のヒントに
していきたいですね。
「創業セミナー」のアンケート結果
6月18日に担当させていただいた「創業
セミナー」の参加者からのアンケート結果が、
先週送られてきました。
これまでセミナー講師は80数回担当して
いますが、
アンケート集計結果のファイルを開く時は、
毎回少し緊張します。
読みたい気持ちが9割、出来れば読みたく
ないなぁ・・・という気持ちが1割。
今回の評価は、
参加者の90%が「とても良い」。
10%が「普通」。
同じく90%が「役に立った」。
10%が「普通」。
同じく90%が「知りたい内容だった」。
10%が「知りたい内容ではなかった」。
同じお一方(仮にAさんとします)だけが
よくない評価をしていらしたのです。
なぜ、Aさんだけが満足出来なかったのか、
理由を探ってみたところ次のような背景が
あったのです。
原因は、事例紹介が多すぎた!
Aさんは、希望の起業業種は明確にあった
のですが、その準備はまだ殆どされていない
様子でした。
さらにどうしても事業化したいという強い
意思がこの段階では未だ弱く、
同期のお仲間から色々意見を言われるたび、
ビジネスモデルだけでなく、起業そのもの
への決意がグラグラされていた様でした。
区の担当者からの話やアンケート結果の言葉
からそれが分かりました。
一方、私が設定した講義のターゲット(=対象者)
は「起業を漠然と考えている方から起業した
ばかりの方まで」を対象にしていました。
どのレベルの方にしても、具体的なマーケティング
活動のイメージをもってほしかったので
前回以上に事例の紹介をふんだんに入れたのです。
それが、逆にAさんが満足されなかった原因だと
わかりました。
つまり、
余りに沢山の事例を一度にお伝えしたことにより、
Aさんの中に、益々迷いと混乱を生じさせてしまった
のです。
「具体事例は多ければ多いほど参加者には伝わる」
と信じて疑っていなかった私には良い気付きでした。
具体的な改善策はこうしました!
アンケート結果をうけて、各項目での事例は、
一番イメージしやすい例1つだけに減らすこと
にしようと決めました。
9月に同じテーマでまた講義をする機会を
いただいています。
事前に受講者リストで、各人の準備レベル
を確認して、もし今回のAさんの様な状況の
方がいらっしゃったら、
この方法を試してみます。
まとめ
セミナーのアンケート結果を見てざわっとした時、
書いた方のバックグラウンドをもう一度振り返っ
てみましょう。
講義内容とその方の現況との間に、ギャップ
が見つかることがあります。そこを埋めるよう
にコンテンツを改善していくとよいでしょう。
積極的にアンケート結果と対峙する姿勢が、講師
側には必要です。
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ではでは、また明日~。
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★☆執筆後記☆★
昨夜は、丸の内時代の先輩・同僚の方々と食事会。
あっという間に2●年前にタイムスリップした
感覚でした。昔の数々のエピソードに大爆笑。
唯一残念だったのはお店のエアコンが壊れてて
店内が炉端焼き屋の様だったことです(笑)
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