美術館や博物館で作品を見た後、
必ずミュジアムショップに引っ
かかり、ついつい絵ハガキを
購入してしまいます。
でも、その後全く出す機会がなく
たまってばかりで、気づいたら
100枚以上ありました。
何かの御礼や近況伺いでも、メー
ルかカードを使うことが多くて、
絵ハガキは本当に出すことが減って
います。
でもこのままでは勿体ない。
何かよい活用法はないかと考え、
ちょっと発想を変えてみました。
手紙やハガキは、本来何か伝えな
ければいけないことがあるから出
すものです。
ですが、現代においてはそれなら
最も速く伝わるメールを使えば話。
ならば伝えることがなくても、
いやないからこそ、
絵ハガキを出してみれば良いのでは?
と思い、さっそく実行しみました。
元々筆まめな、少し年上の友人Tさん
に、私が大好きなパウルクレーの絵
はがきを出したのです。
文面には、この絵ハガキを出した理由
(出さない絵ハガキが溜まりにたまって
いること)を書きました。
「今後もこういう出し方をしてもよい
ですか?」という言葉を添えて。
すると、1週間後に彼女からこの
「絵ハガキ」で返信が来たのです。
アルプスの少女ハイジを思わせる、
可愛い中にもセンスよい色使いの
絵は、
アロワ・カリジェというスイスの
絵本作家が描いた「フルリーナと
山の鳥」という絵本の中の一場面
でした。
ハガキの裏側には、
・貰ってとても嬉しかったこと。
・彼女も同じように古い絵ハガキを
沢山もっていたこと。
・変色したものもあって先日整理
したけれどそれでも捨てられない
ハガキを持っていたこと。
・こういうハガキのやりとりはいつ
でも大歓迎だということ。
という彼女からのメッセージ。
「これからちょっと楽しみができ
ましたー」と結ばれていました。
Tさんからこの絵ハガキを貰ってい
なかったら、アロワ・カリジェの
名前は永久に知らなかったかもしれ
ないので楽しいやりとりでした。
筆まめ、アナログでのコミュニケー
ションが好きな人にしか喜ばれない
やり方でしょうが、
これからも、用がないからこそ、
絵ハガキを送り合う小さな楽しみ
を味わい続けたいです。
(左よりモーリス・ドニ/木々の中の行列、鈴木其一/萩月
図襖、トルコのアヤソフィア、ロベール・マレ・ステヴ
ァン/肘掛け椅子)
私の様に、ついつい買ってたまって
しまった絵ハガキの用途に困って
いる方、
あなたの周りにいる同じ悩みを
持つであろうお友達を推測して、
その方に送ってみてはいかが
でしょう?
小さな実験、思わぬ発見と喜び
があるはずです!
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★☆執筆後記☆★
昨日は母の様子をみに実家へ。そこで偶然観たいと思って
いた「プロフェッショナル仕事の流儀」の家政婦 タサン
志麻さんの回が再放送されていました。仕事はその意義を
どこまで高次に高められるかで決まるんですね。
★☆昨日のパワーアップアイテム☆★
本「小さくても勝てます」、寒天と餡
*「パワーアップアイテム」とは?
https://go-instillblog.com/review-of-superbetter/
★☆執筆者について☆★
https://go-instillblog.com/profile-of-kazue-matsubara/
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