起業したら1度は地元の行政機関を訪ねてみましょう!

独立起業

個人でも法人でも、起業を考えたら、もしくは起業したら
1度は区役所・市役所といった地元の行政機関を訪ねてみま
しょう。

起業家1年生を支援するさまざまな情報や策が取り揃えられて
いるからです。

cosmos
先週の日経新聞には、このニュースが出ていました。

台東区 開業支援資金融資の金利 全額補助

10月1日より、台東区内で開業するにあたってお金を借りる際、
その支払金利は実質ゼロ。開業主が支払利息を払わなくても良い
ということです。

これまでは、本人が負担すべき金利は0.5%だったのです。
これがゼロになるのは有難いですよね。

行政機関を利用するにあたって知っておいた方がよいポイントが
いくつかあります。

1. まずはウェブサイトチェック

地元の市役所・区役所のウェブサイトに行ってみます。

そこで「創業支援」という項目を探すかトップページにある
「検索」の窓に「創業支援」と入力し情報を探します。

残念なことに多くの行政機関のホームページは探している情報
を得るのに、かなり時間がかかる場合が多いです。

創業支援策のページが見つかった場合は、どんな施策が利用
できるかをチェックしてみましょう。

 

2. 次に電話

次に担当窓口の課に電話をしてみましょう。
もし代表番号しか分からなかったら、まず代表に電話した上で

「創業したばかり(又は創業を考えているの)ですが、区の支援
策を知りたいと思っていますので担当部署につないで頂けますか。」

とたずねます。

担当部署の係の方が出たら、
「創業したばかり(又は創業を考えているの)ですが、区の支援
策を知りたいと思っています。1度そちらに伺ってもよろしいですか。」

ときいてみましょう。

この時「創業相談の予約を取りますか?」と訊かれることがあるかも
しれません。その時はぜひ予約を取りましょう。

なぜなら、区の職員や相談員に時間を取ってもらうことで、あなたに
よりぴったりの創業支援策を紹介してもらえる可能性が高くなるから
です。

 

3. そして訪問

創業支援を担当している課に出向き、
「創業したばかり(又は創業を考えているの)ですが、区の支援策を知り
たいと思っています。どんな施策がありますか。」ときいてみましょう。

あなたが思っている以上に多くの支援策を用意していますよ。

もしあなたのお悩みが、「開業資金が足りない」「事業計画書をどの
様に書けばよいかわからない」など具体的なものだったら、その時課の方
に相談してみましょう。

その場で創業担当の相談員がいれば、すぐに相談に乗ってくれるでしょう
し、いなければ後日予約を入れてからということになりますが、いずれも
無料で相談することができます。

 

4. 相談時間をより有効にするために

相談員にも得意・不得意な分野があります。

なので、例えばあなたが主に女性客向けのベーカリーカフェで起業したいと
思ったら「飲食店での開業に経験のある相談員の方を希望したいのですが。」
または「女性向けのビジネスにノウハウのある相談員の方に相談にのって
貰いたいです。」

とリクエストしましょう。

区の職員の方は快く対応してくださいます。
この様な記事を書いたのも、実はわたし自身が5年前に初めて某区の助成金審査会
の審査員になるまで、区や市には多くの創業をサポートをする施策がこんなに
沢山あることを知らなかったからです。

告知の手段が、ホームページと広報紙などに限られていることもあり、必要な情報
が必要な方にまだまだ届けられていないと思います。

「知らない」というだけで、多くのサポートを受けられないのは勿体なさすぎます。

ぜひ1度地元機関に足を運んでみてください。

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★☆編集後記☆★

昨日は、荒川区での面談調査が2件。午後は銀座で個人の方へ
の創業コンサルティング。夕方からは今週予約が入っている
別のお客様へのコンサルティング資料作りやメール対応でした。

移動で、尾久や銀座の街を歩きながら秋の風に吹かれると
本当に気分がリフレッシュ。

明日も東京地方は晴れの予報。今週はコンサルティングがあと
2件あるので積極的に街歩きをして頭をクリアにします。

★☆今日のONTAD☆★

・熊野前ラルジュで蟹クリームコロッケ

*“ONTAD”とは”One New Thing A Day”、
文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録していきます。
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