飲食店の創業 自治体の制度融資は実行のタイミングに注意!

独立起業


飲食店での創業で地方自治体の制度融資を
使う時は、

融資審査がおりてお金が振りまれるタイミング
を事前に正しく知っておきましょう。

保健所からの営業許可証がおりた後に、融資が
実行されます。

つまり、
必要な内装や飲食店の設備が完了した
後でないと、借入金が振り込まれない、
ということ。

これをしっかり頭に入れて、内装費を
どこで調達するか、しっかり決めて
開業準備を進めましょう。

創業融資、2つの資金調達先

個人で飲食店での創業を考えた時、
内装費や厨房機器などに多額のお金が
かかることが多いです。

自己資金では足りないため、お金を
借りることを考えますが、その場合
大きくわけて2つの調達先があります。

①日本政策金融公庫から調達
②制度融資を利用して信用金庫等から調達

制度融資ってなに?

「制度融資」という言葉はきいたこと
がありますか?

制度融資とは、地方自治体・金融機関
・信用保証組合が連携して提供する
融資のことです。

様々な種類の制度融資があり、

これから起業を考えている、または
起業まもない方向けの「創業融資」も
制度融資のひとつです。

制度融資を使う場合、内装費をどう調達するか

制度融資の中の創業融資を使って内装費
を調達する場合には、1点十分注意する
ことがあります。

それは、融資実行のタイミングが、
保健所からの営業許可証がおりた後だ
ということ。

元々内装費が自己資金では足りないから
制度融資を申請しているのに、

実際に融資が実行されるのは、内装・
設備が整った後ということなんです。

これを実現させるには、

内装を請け負った工務店さんに、先に
作業を完了してもらい、支払を待って
もらう依頼を、創業者の方がしなければ
ならないということです。

但し事業未経験の創業間もない方へ、
後払いをOKする工務店さんもそうそうい
ません。

そして問題なのは、
開業計画書に内装費を計上しているのに
も関わらず、

工務店から先払いを要求されたために
自費で先に工務店に支払ってしまった
場合、

その費用は、開業計画書の内装費から
引かれてしまうということなのです。

これだと本末転倒ですよね。

このトラブルを避けるためには、
次の3つの方法のどれかを事前に
考えて実行する必要があります。

回避法その1:内装費は自己資金で調達

これが出来れば何も問題ないですね。

自治体の創業融資で借りる費用は、
少額の備品費等と仕入や家賃、光熱費
などの運転資金を対象とし、

内装費は自己負担とすることです。

回避法その2:内装費のみ日本政策金融公庫から調達

日本政策金融公庫では、営業許可証
の提出は、内装費の融資が実行された
後での提出でもよいことになってい
ます。

つまり、
公庫から融資実行がなされる

工務店さんに支払い

工務店さんが内装作業に着手、完了

営業許可証取得

の一連の作業フローがスムーズに
流れるということですね。

回避法その3:内装費の一部を自己負担、残りを制度融資で調達

内装費の一部を自己資金から出し、
着手金などの名目で工務店さんに
内装費の一部を支払うことで、

残りの費用は、内装完了の後まで
支払を待ってもらうという場合も
あります。

このパターンですと、

自己資金から着手金を工務店
に支払う

工務店さんが内装作業に着手・
完了

営業許可証取得

制度融資が実行、支払がなされる

工務店に残額を支払う

という流れになると思います。

制度融資にはメリットとデメリット
の両方があります。

内装工事費の融資実行のタイミング
が営業許可証がおりてから、という
のは大きなデメリットのひとつと
思います。

内装工事費をどの様に調達するかは、
飲食店開業を志したらまず考えべき
ことですね。

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★☆編集後記☆★
約2年ぶりに前職の会社の友人と
ランチ。彼女のAPCのデニムブラ
ウスがとてもお洒落でホテルの
ダイニングにマッチしていました。

★☆ONTAD☆★
「ハイアットセントリック銀座」のタルトタタン

*“ONTAD”とは”One New Thing A Day”、
文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録しています。

★☆ブログの執筆者☆★
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