82歳の「hinadan」開発者、若宮正子さんのトークショー

上質な??オフタイム

先週金曜日、池袋で開催された
若宮正子さんのトークショーを
聴きにいきました。

若宮さんといえば、82歳で
iPhoneのゲームアプリ
hinadan」を開発された方。

その後アップルが毎年開催して
いる開発者向けイベント
「WWDC2017」にアップル社から
招待されてティム・クックCEOに
直接会った方です。

海外・国内の100以上のメディア
に取り上げられているのでご存知
お方も多いと思います。

私が彼女を知ったのも、やはり
ネットニュースだったと思います。

その後図書館のデータベースを
検索して彼女が本を書いていること
を知り借りたのがきっかけでした。

実際の若宮さんは、想像以上に
ウィットに富んだ語り口の方で
聴いててとても楽しかったです。

「今回のこと(hinadanを開発し
世界的なニュースになったこと)は、

野球にたとえると凡フライだった球
が、2度3度大きな追い風に吹かれて、
あれよあれよという間に場外ホーム
ランになっちゃったようなもの」

と表現されていました。

また、
アップル社のクックCEOとの面談
のいきさつの話でも、

「スマホってとにかく年寄りには
使いにくんです。指が乾燥して
るから中々認識されないし、
スワイプみたいな動作も苦手。」

「改善して欲しいと思ったら、
言う相手先は、富士通でもアップ
ルジャパンでもなく『上の者に
申し伝えます』とは言えない人
だと思ったの。それでCEOに言う
しかないかと。」

と言われ会場が笑いにつつまれて
いました。



とにかく知的好奇心の塊のような
方ですが、私がもう1点素晴らしい
と思ったのは、ご自身が注目され
ている現象を非常に冷静に分析
されている彼女の聡明さです。

トークショーの最後、参加者からの
Q&Aタイムになった時にある方から、

「アップル社から世界的なイベント
に招待される位、hinadanのどこが評価
されたのか」という質問があった時です。

年寄りは今までダイバーシティの土俵
に乗っていなかったんですよ。そこに
アップル社のクックさんは目をつけられ
たのではないですか。」というお答え
でした。

「有名になったのは時代のせい。とても
タイムリーだったということだと思う」

と浮かれず、客観的に現在ひっぱりだこ
になっている状況を分析されていました。

確かに彼女は元々旺盛すぎる好奇心を
持っていて、

60歳になった時初めてパソコンを触り
シニアのパソコン通信にはまり、
その後エクセルアートなども手掛けて
いく訳ですが、

趣味の旅行もこれまで30数か国を
旅して、旅行記をHPやYou Tubeに
アップされていたことをもう20年
以上やっていた訳です。

彼女自身の考えや活動は数十年全く
変わっていなくて、まさに時代が変わ
ったことにより、社会が彼女を必要
としたのだとわかりました。

「あまりに忙しいから疲れていること
も忘れているの」という若宮さん。

エネルギッシュだけど、気負いなく
ユーモアを忘れず接する姿はとても
格好よかったです!

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★☆執筆後記☆★
半日はデータ分析レポートの精査。また
ブログに書くべきネタがみつかりました。

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甘酒、本「学びの教科書」

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