遅い夏休みをとって箱根旅行に行ってきました。
行く前は何人かの方から「今行って大丈夫ですか?」
「くれぐれも気を付けて」と言われましたが、実際
心配だったのは噴火ではなく台風でした。
行きのロマンスカーは1号車もガラガラ
平日とはいえ9月の行楽シーズン。
10時発のロマンスカースーパーはこね13号は、展望席こそ
家族連れ中心に埋まっていましたが、
私らが座った、前の景色が見える1号車の8列目以降も
この様な空き具合。
箱根湯本の飲食店は・・・
千代田線の人身事故と台風の影響で約15分ほど遅れて
箱根湯本に到着。
この頃は雨も風も弱かったので、観光客気分を味わおうと
蕎麦屋「はつ花」へ。
ところが本店は閉められており、さらに3分ほど歩いた新館
のみ開いていました。
ほぼ12時だったので1階も2階もあっという間に満席に。
外国人観光客のグループも4組に1組ほどいたでしょうか。
にぎにぎしい店内に、なんだ観光にそんな影響はないんだ、
とここまでは思っていました。
お味は普通においしかったですが、店員さんはとても親切でした。
タクシー運転手さんのはなし
お蕎麦であったまった後は、箱根登山鉄道に乗り強羅まで。
9月8日はスイッチバックの登山鉄道も元気に走行。
その後車で仙石原の温泉宿まで移動しました。
ここでタクシーの運転手さんに箱根の状況をきいてみた所、
噴火警戒レベルが3に上がった6月30日以降からやはり観光客
が激減。
また同じ頃梅雨空で晴れの日が少なかったこと、お盆明けに
一気に気温がさがり秋の長雨になったことも大きく影響して
いるとのこと。
マスコミの報道の在り方にも意見をもっておられました。
人気の宿は7月以降、4~6割減に・・・
宿につき、宿帳を書いた後ご主人にお客様の宿泊状況について
たずねました。
最初の打撃は、GW明けの5月7日。噴火警戒レベルがレベル1から
2に上がった直後から起きたそうです。
その後は前述のレベル2から3に引きあがった6月30日以降。
「良い日でも通常の4割減。ひどい日は6割減です。」と残念なお答え。
私たちが泊まった宿は、全室5部屋のこじんまりした旅館なので
すが、値段がリーズナブルなのと女将の手作り創作料理がとても
美味しくて2か月前には予約でいっぱいになってしまう宿だった
のですが、
この日は私ら以外には1組だけだと。
「本当によくいらしてくださり、ありがとうございます。露店風呂
も内風呂も貸切状態ですのでどうぞ存分にお使いください。」
とおっしゃられました。
空いているのは、一観光客としては嬉しいことだけど、いつまでも
この状態が続いたら本当に宿の存続が危うくなってしまいます。
僅か2組だけが集った夕食でしたが、女将は前回と変わらない旬の
美味しいお食事を用意してくださいました。
このお宿は家族経営で従業員を殆ど雇っていない様でしたが、もっと
大規模なホテルや旅館は一体今どうなっているのでしょう。
割引券ではなく、今の正しい姿を日々発信しては
チェックアウトの時に次回宿泊の割引券を頂きましたが、その程度では
観光客の足を戻すには弱いと感じずにはいられませんでした。
この様なポータルサイトもありますが、もっと町全体で日々、各観光地や
その周辺地域の本当の姿、経営者の声、専門家の見解などを発信すること
が必要ではないで しょうか。
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★☆編集後記☆★
今回、ポーラ美術館を初めて訪れました。
観光客目当てに化粧品会社が開いたミュージアムでしょう?
と全く期待をしていなかったのですが、
建物、企画展、コレクション、ミュージアムショップどれも素晴
らしく驚きました。
偏見をもっていてポーラさん、ごめんなさいという気持ちです。
★☆昨日・今日のONTAD☆★
・ポーラ美術館
・箱根カフェ
・東華軒のたいそぼろ弁当
*“ONTAD”とは”One New Thing A Day”、
文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録していきます。
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