起業0年生にこそ伝えたい、「低リスク創業」という視点

独立起業

現在、公的機関・民間を問わず、創業・起業セミナーが盛んに開催されて
います。

ginza

それらのセミナーカリキュラムの多くが、「まずあなたの強みを知ろう!」
「好きなことをビジネスに」といった自分の「資源」の棚卸をする作業を
用意しています。

私も昨年、荒川区の創業セミナーの第一回目では「好き」X「得意」X「社会
に必要とされている」の3条件を満たすことがビジネスの基本要件だという
話をしましたが、

最近は、まず初回にはそれよりこのことを起業0年生に伝えたいと強く思う
ようになりました。

・ビジネスには潰れやすい業種と潰れにくい業種がある。

・自分が潰れやすい業種で創業したいならその準備を周到にすべき。

という2点です。

というのは、これまで本当に数多くの「潰れやすい業種」での創業希望して
いるにもかかわらず、その業種の事業経験も経営経験もなく資金管理もした
ことがない方を見てきたからです。

潰れやすい業種とは、一言でいうと「お金が会社内に残りにくい」ビジネスの
ことです。

具体的には、初期投資に多額なお金がかかる、仕入れが多額、売上が仕入れ分
を支払った後かなり先にしか入金されない、1度その商品を購入したお客さんが
次に購入するまでに相当期間があいてしまう、などです。
一方で潰れにくいビジネスとは、その逆です。

・初期投資が少額
・仕入れがない、または少額
・利益率が高い
・顧客からの定額購入が見込める

起業時に、これらの条件が揃っていると、資金繰りの心配なく低リスクで出発する
ことが可能です。

理念を考えたり、事業計画書の作り方を学んだり、マーケティングの4Pを学ぶのも
大事ですが、

それよりもまず、自分のビジネスが上記の4条件にどれだけ当てはまるのか。

あてはまるようにビジネスモデルを作り変えることは出来ないのか、という視点も
重要と考えます。

ビジネスは、お金が底をついたら、ゲームオーバーなのですから・・・。

 

*********************************************************
★☆編集後記☆★
昨日は、朝9時半からコンサルティング。ジュエリーデザイナのお客様
でした。7月は高単価のオーダーメイド商品の受注が好調だったそうで
嬉しく思いました。

お洒落な彼女のコーディネイトも会うたびに楽しみの1つです。雨の銀座
にゴールドとコッパーの小さなモチーフのプリント長傘を持たれていたので
早速「どこのですか?」と尋ねると、YveSaintLaurentでした。

雨の日の傘と服とのコーデこそ、真のオシャレ度が試されてますね。わが身
を反省です・・・。

★☆昨日のONTAD☆★
・「セントル ザ・ベーカリー」でプルマン食パン
*“ONTAD”とは”One New Thing A Day”、
文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録していきます。
*********************************************************