先週は大東文化大学の経営学科で先輩診断士の先生と講義を受け持ちました。
毎年1回、今年で6年目になります。最初の講義を受けた学生さんは既に20代後半になっているんだと思うと感慨深いです。
講義のテーマは「事業計画書」。
先輩診断士A先生が講義の前半約45分を受け持たれ、その意義や目的、内容や項目の意味等を解説されました。
次に後半30分で私が事例を紹介するという内容でした。
講義が終わった後で、A先生が私にぽつりとおっしゃいました。
「暫く講演をしていないと、頭で考えていることが口から出にくくなるね。ちゃんと学生さんに伝わったかな。」
私には先生の講義がわかりにくいという印象はなかったのですが、この感想には大層共感しました。
自分にも自覚があったからです。
頭で考えていることが即座に最適な言葉に置き換わらない現象
これはA先生の発言ではなくてあくまで一般論ですが、
例をあげると「事業計画書の各項目の内容を精査する」と伝えたいのに
「事業計画書をちゃんとみて」という説明になってしまったり、
「各行政機関に常駐の診断士に相談することで、事業計画書の精度を上げて」と
言いたいところを「診断士に相談して、事業計画書をうまくやって」と言ってしまう。
「みる」「やる」、「ちゃんと」「うまく」といった抽象的な動詞・副詞が自分の口から頻繁に出てきたら要注意です。
一旦発した言葉がいつまでも完結しない現象
いったん口にした文章がいつまでも完結しない。
「皆さんは、事業計画書を完成させて、そして金融機関に持っていくわけですけれども、この担当者が・・・」
といつまでたってもセンテンスが終わらない話し方になってしまう現象です。
私は、こちらに関しては以前からそうならない様に意識しているつもりですが、実際には説明が複雑な箇所では、長々と話していたようでした。
以前、同時通訳者の長井 鞠子さんの講演会に聴きに行った時、彼女も「伝わる話し方は、一旦言葉を発したらマル「。」です!」と、
話す際も句点「。」をつけて1文を終わらせる重要性を強調しておられました。
まとめ
・頭で考えていることが即座に最適な言葉に置き換わらない
・一旦発した言葉が永遠に終わらない
この2つを自覚したので、早速実際に声に出して復習してみました。
講義のどの箇所で曖昧な表現で逃げてしまうのか、中々一文を終わらせることができずダラダラ喋ってしまうのか、洗い出すことは地道な作業ですが改善には効果的ですね。
さ来月のセミナーに向けて自戒の意味もこめ書いてみました。
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★☆執筆後記☆★
先週から読み始めた「人生を変えるクローゼットの作り方」が面白いです。最近はやり
の着回しのきくワードローブの揃え方ついての指南本かと思ったらそうではなく彼女の自伝的
内容でした。1920年代~70年代の上流階級のライフスタイルと桁違いお金の使い方が詳しく
描写され著者と家族の心理描写も細かくあり全く飽きませんでした。あと1/4位で読了して
しまうのが惜しいです。
★☆先週末のパワーアップアイテム☆★
本「人生を変えるクローゼットの作り方」、乗馬レッスン
*「パワーアップアイテム」とは?
https://go-instillblog.com/review-of-superbetter/
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