(母が遺した雑記帳「ブルーノート」)
昨日1月12日は自分の54回目の誕生日。
と同時に昨年11月末に亡くなった母親
の四十九日の日でした。
午後1時から北区滝野川のお寺で法要
の後、お墓に納骨。
石屋さんが重い墓石の蓋(?)を開けて
お骨を納めると
「こちらに置かせて頂きましたので
ご確認ください。」
と墓下の深く薄暗い所を指して仰った
ので、
4つある壷のうち、右下にあるまだ
ピカピカした陶器の壷を確認した時、
ああ、本当に母は旅立ってしまった
のだなという寂しい思いと、
四十九日を終えたんだ、
という或る種の安堵を感じました。
その後、家人と一緒に近くの鰻屋
「登喜川」へ。
創業昭和36年。北区王子の隠れた
名店です。
ここの鰻重は絶品でしかも驚くほど
リーズナブル。
「きくかわ」や「竹葉亭」よりも
登喜川の鰻の焼き方が好きです。
鰻重を食べながら、初めて父と一緒
に店に来た小学生の頃のことや、
去年の父の一周忌で、母とも来た
ことを思い出しました。
帰宅後は、母が残していった雑記帳にパラ
パラと目を通しました。
表紙が紺色なので勝手に「ブルーノート」
と呼んでいます。
このノートは通夜・告別式の会場入り口
にも「故人ゆかりの品」として置いたの
ですが、
母親が生前心に留まった本やテレビの
名言、健康のコツ、難しい漢字の書き方、
生きていく上での知恵等が脈絡なく綴
られていました。
その脈絡のなさっぷりと前向きな言葉が
並んでいる点がとても母らしいな、と
思い葬儀場に飾ったのです。
ブルーノートについては、また後日
ブログに書きたいと思います。
平成最後の誕生日は、人生で最も記憶
に残る1日になる予感がします。