起業初年度は、ほとんどのことが初めて
の経験ですが、
その中でも大事なのは、売上と顧客数を
商品サービス別に記録していくことです。
初年度はどうしても商品・サービスの開発や
宣伝・販売に注力しがちですが、
経営者ならば、創業1年目から是非、実績の
記録を忘れずに行いましょう。
次の年の同じ時期に、様々な問題解決のヒント
が得られるからです。
前年のデータがなければ前年同月比は見られない
先週はコンサルティングが続きました。
冒頭で必ず確認するのは、
最新月の商品別売上と顧客数の実績と
対前年同月比です。
去年の同じ時期の実績と比較すること
で、
その増減が季節性によるものなのか、
他の原因によるものかがわかります。
昨年よりも売上増を目指して新しい
商品・サービスを投入したのに、
売上も顧客数も伸びていなければ、
どこのプロセスに原因があったか
考えなければなりません。
集客段階なのか、サービス内容なのか、
フォローなのか。
要素を分解して考えていくように導き
ます。
ただこれも、前年の実績がきちんと
入力されていて初めてわかることです。
前年比較ができない初年度からモレなく
数字を記録していくことが重要なのです。
前年同月比較から経営者脳が養成される
2期目になり、前年の同月との比較が出来
るようになると、
売上増減の理由がある程度の根拠をもって
推測できるので、その後の打ち手の精度が
あがります。
先週のクライアントさんのケースでは、
顧客数が前年同月比155%、売上142%と
いう好実績でしたが
これは偶然ではなく、狙って作った数字
です。
昨夏、或るカテゴリのサービスの利用率が
一昨夏と比べ思わしくなかったので、
原因がサービス内容にあると判断しその改善
を昨年から試みていたからです。
すると今年の3月から利用率が徐々に回復傾向
になり、5月以降はほぼ100%になったのです。
自ら原因を突き止めて解決ができる様になると、
経営者にとって大きな自信になります。
何かトラブルが起こっても、感情に圧倒される
ことなく、
冷静に原因を推測して改善策の方に集中
できるようになります。
その第一歩が実績の正確な記録です。
ぜひ売上・顧客数を月ごとに記録することを
習慣にしてみましょう。
ではでは、また明日~。
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★☆執筆後記☆★
先週末、コンサルティングの後、以前の職場の仲間とその
奥様とで暑気払い第一弾。銀座のインド料理屋さんへ。
気づけば、両隣のテーブルはすべてインド人のお客様。
食べきれないくらいの量に圧倒されましたが美味しかった。
元同僚の奥様N様から幸水梨を頂き、秋を感じました。
ありがとうございした!
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