「この人のためにがんばろう」と思ってもらえるか? — 野村克也「なぜか結果を出す人の習慣」

オススメ本

IMG_4269

同じ実力でも、結果が出る人と出ない人がいるのはなぜか、
一番納得のいった答えが得られた本でした。

マー君の負けなかった理由

同じ力をもったピッチャーでも、なぜかマー君が投げる
と味方打線がガンガン打ってくれて負けない。

その反対に「なぜかあいつが登板するといつも
味方打線は湿りがち」という選手もいるという。

その理由は、
マー君が「勝利を引き寄せる強運」をもっている

ということでははなく、

周囲から厚い信頼を得ているからと著者。

「あいつが投げるなら負けさせるわけにはいかない」

「マー君が投げる試合は絶対に勝とう」という雰囲気
が生まれるから負けないのだと。

第一章のこの一節を読んで、私のごく最近の経験でも
思い当たるところがありました。

 

仕事の依頼と対応で信頼は固まる

ちょうどGW前後にお2人のフリーランスコンサル
タントの方から夫々仕事の打診とご紹介を頂きま
した。

最初の依頼の仕方、その後のやりとりが実に丁寧で
スピード感があり驚きました。

こちらの都合を気遣う言葉もあり、否が応でもモチ
ベーションがあがる対応だったのです。

そのように依頼してくれた方々を絶対に仕事で裏切
ってはいけないという心が働きました。

「この人のためにがんばろう」が周りの力を引き出す

そこで優先して時間を取り、時間をかけて情報収集し、
仕事終了後はすぐに報告書類を提出しました。

「この人のためにがんばろう」

と周りから思われ、その人たちの実力を引き出す力を
彼/彼女は持っていたのです。

お2人とも長年活躍されている理由がホントによく
わかりました。

今回の私のように、
この人のためならしっかりやろうと思う方が、
常に周りに沢山いるからなんですね。

野球のフィルターを通しての普遍的な洞察

このマー君のエピソードが一番印象的で、自分の体験
と絡めて納得しましたが、

この本には他にも

-「才能があって努力しない人」と「才能はないが努力
する人」はどちらが勝つか
-努力する才能を身に着ける方法
-賞賛されて一流、非難されて一流

など興味深い見出しが並びます。

野球のルールがわからなくても、選手の名前を
知らなくても(知っているほうがより楽しめると思
いますが)、十分楽しんで読めて

しかも仕事上での気付きが多く得られる一冊です。

野村克也氏の洞察力、流石という他ありません。

なぜか結果を出す人の習慣

*********************************************************
★☆編集後記☆★
昨日から今年度の海外案件キックオフ。
クライアントさんとも早5年目のお付き合い。
また3人でしっかり対応していきます。

★☆お知らせ☆★
-「コンサルティング」 現在6月20日(月)から承っています。
https://go-instillblog.com/one-time-consulting-at-instill/

-【募集中】「ID-POSデータ 入門セミナー」 6月28日(火)
https://go-instillblog.com/id-pos-data-seminar-160520/

-「株式会社インスティル ~ID-POSデータ分析とマーケティングの専門会社~

★☆ONTAD☆★
IAフーズ「寒天ゼリーゼロ グレープ」

*“ONTAD”とは”One New Thing A Day”、
文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録していきます。

*********************************************************