「成功に”志”はいらないと思っているんですよね。」
これを聴いた時、思わず心の中で首を縦に何百回と振り快哉を叫びました。
発言の主は、伊勢丹立川店・店長、石塚由紀氏。先月開催されたこちらの
シンポジウムのパネル・プレゼンテーションでのことです。
もちろんこの発言の後には、説明があり、
「志も大切だが、それよりも現場で目の前の課題に1つずつ向き合い考え
行動していくことが成功の1番の鍵。」
という趣旨のことを仰っていました。
私自身も、会社設立当初は「いかに理念や志を明文化して、名刺やHPに
掲載しなければ・・・」と悩んだ末、インスティルという英語の意味である
「何かをじわじわと浸透させる」にかけて
あなたの浸透させたいもの
発想、アイディア
仕組み、新商品
技術、情報、ノウハウ、
商品、人物
お手伝いします。
というコピーを掲げ、設立をお知らせするDMにまで印刷しました(上の写真です)。
2000年8月の ことです(恥)。
ですがこの言葉がいかにお客様に刺さらないかを後あと痛感しました。「私、全然
わかっていないよな。」といたたまれない気持ちになりました。
なぜならこの時点ではまだお客様にサービスを売る経験をしていなかったからです。
お客様が何に困って問合せをしてくるのか、依頼したい時にお客様の心の中にはどんな 障壁や
不安があるのか。
弊社が提供したサービスを利用したらどんな風によくなれるのか、 まったくリアルにわかっていませんでした。
お客さんに接することなく、机に向かってノートを広げて悶々とかっこよい(と自分だけが思っている)理念や
メッセージの候補を書いていたあの時間は不要でした。起業直後の失敗体験の1つです。
これから独立起業を考えている皆さま、「理念作成セミナー」の類に行くよりも、
まず1日 でも早くお客さまに向き合っていかに自分のサービスを知ってもらえるかに力を注ぎましょう。
最初から理念や志がなくても、市場にさえしっかり向き合っていれば、売上はついてきます。
売上が立ってきた時点で、心から思った自分の譲れない信条、ポリシーを明文化すればよい のです。
企業理念や志は、市場でお客様と必死に対話してこそ初めて、血の通ったものが作れます。
そうやって作り上げた真の理念こそが、お客様の心を動かし「この方から買いたい」と 思わせるのではないでしょうか。
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★☆編集後記☆★
毎週取り寄せている「大地宅配」から初めてみる野菜が届きました。
白と紫の縞々柄が美しい、ゼブラ茄子です。
皮が固いので、加熱した方がよいと書いてあり、マーボー茄子に
して食べたのですが、肝心の色どりがひき肉と豆板醤のせいで
映えず・・・。次回はチーズを乗せてトースターで焼くなど色も
楽しめる調理をしたいです。
★☆昨日のONTAD☆★
ゼブラ茄子
*“ONTAD”とは”One New Thing A Day”、
文字通り1日1つ新しいコトの体験を記録していきます。
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